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アナフィラキシー反応の1割にエピネフリン複数回投与

2021年5月15日  専門誌ピックアップ

エピネフリン複数回投与によるアナフィラキシー反応治療の発生状況を系統的レビューとメタ解析で検討。Medline、Embase、Cochraneから抽出した既発表文献8報(アナフィラキシーイベント3万6557件)を解析対象とした。50報はバイアスリスクが低いと評価された。 その結果、エピネフリン複数回投与によるアナフィラキシー反応治療発生率は全体で7.7%だった。医療従事者が2回目以降のエピネフリン投与を実施したアナフィラキシー反応に限定すると、食物誘発性アナフィラキシー反応の11.1%、動物性毒誘発性アナフィラキシー反応の17.1%がエピネフリン複数回投与により治療されていた。メタ解析での異質性は中程度以上だったが、感度解析では試験デザインやアナフィラキシーの定義による影響を受けなかった。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものではありません。詳しくは投稿フォームをご確認ください。) 記事へのコメ...