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口唇裂傷修復の新訓練モデル、救急科レジデントの評価高い

2021年5月15日  専門誌ピックアップ

救急科レジデントの教育を目的に、安価で効果的な、赤唇縁修復を要する全層口唇裂傷のシミュレーション訓練モデルを製作し、レジデントに評価してもらった。4×4インチのガーゼを包み込むようにマイクロフォームテープを折りたたみ(口輪筋と皮下脂肪層を模倣)、その上端部を自着性弾力包帯で覆い、さらに別のマイクロフォームテープで覆った(真皮表皮接合部を模倣)訓練モデルを構築した。救急科レジデント23人を対象にこのトレーナーを用いたシミュレーション教育セッションを行い、その後リッカート尺度(5点満点)を用いた調査を実施した(回答率83%)。 その結果、レジデントの修復術実施に対する安心感の平均スコアは教育セッション前の2.53点からセッション後には4.31点へと有意に増加した(P<0.0001)。訓練モデルの評価スコアは平均4.74点、教育セッションについては平均4.84点と極めて高かった。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全て...