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変形性関節症の遺伝率は性別とBMIにより変動

2021年5月15日  専門誌ピックアップ

スウェーデンで、原発性変形性関節症の診断で人工関節全置換術(TJR)を受けた双生児2万9893組を対象に、変形性関節症(股関節および膝関節)の性特異的な遺伝的要因および肥満がこの遺伝的要因に及ぼす影響をコホート研究で検討。構造方程式モデリングを用いて遺伝率を推定した。 その結果、遺伝率推定値は、股関節置換(0.65、95%CI 0.59-0.70)と膝関節置換(0.57、同0.50-0.64)で同等だった。股関節置換では、男女ともBMI上昇に伴い遺伝率が低下した。膝関節置換では、BMI上昇に伴い、男性で遺伝率が低下したのに対し、女性では遺伝率が上昇した。推定値はBMI 20で0.37(90%尤度区間0.25-0.49)、BMI 35で0.87(同0.68-0.94)だった。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものではありません。詳しくは投稿フォームをご確認ください。) 記事へのコメント投稿はこちら...