NAFLDの肝線維化改善はMRI-PDFF値で予測可能
生検で非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)の診断を受けた患者100例を対象に、MRIプロトン密度脂肪分画法(MRI-PDFF)の評価で肝脂肪量の30%以上の相対的低下と肝線維化改善の関連を前向き研究で検討。主要評価項目は、肝線維化の進展度1分類以上の改善とした。 その結果、多変量調整ロジスティック回帰分析(年齢、性別、糖尿病の有無、人種または民族、生検の間隔、肝酵素、肝硬度、血小板数の変化で調整)から、MRI-PDFF値30%以上の低下が線維化改善の独立の予測因子だということが明らかになった(調整オッズ比6.46、95%CI 1.1-37.0、P=0.04)。MRI-PDFF値30%以上低下の被験者の割合は、線維化改善40.0%、線維化に変化なし24.6%、線維化進行13.0%となり、MRI-PDFF値応答被験者の割合は、線維化改善に伴い増加した(P=0.03)。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用...
m3.comは、医療従事者のみ利用可能な医療専門サイトです。会員登録は無料です。