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肥満女性の帝王切開、予防的創部陰圧療法でSSIリスク減

2021年5月17日  British Medical Journal

帝王切開術を受ける肥満女性を対象に、閉鎖切開創に対する創部陰圧療法(NPWT)の手術部位感染(SSI)予防効果を多施設共同無作為化優越性試験で検討。妊娠前のBMIが30以上で待期的または準緊急で帝王切開術を施行する女性2035例を閉鎖切開創NPWT群(1017例)と標準的ドレッシング群(1018例)に無作為化した。主要評価項目はSSIの累積発生率とした。 その結果、閉鎖切開創NPWT群の75例(7.4%)と標準ドレッシング群の99例(9.7%)にSSIが発生した(リスク比0.76、95%CI 0.57-1.01、P=0.06)。欠落データの影響を探索する事後感度分析で、同方向の効果(閉鎖切開創NPWTによるSSIの減少)が統計的有意性をもって認められた。閉鎖切開創NPWT群40/996例(4.0%)と標準ドレッシング群23/983例(2.3%)に水疱形成が見られた(リスク比1.72、1.04-2.85、P=0.03)。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Communi...