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副鼻腔粘膜悪性黒色腫、断端陽性で生存不良

2021年5月19日  The Laryngoscope

2010-15年のNational Cancer Databaseに登録された副鼻腔粘膜悪性黒色腫患者446例(67歳以上67.3%、女性54.3%、白人89.5%)を対象に、治療方法および切除断端陽性が生存率に及ぼす影響を後ろ向き試験で検討した。 その結果、対象患者の81.6%が鼻腔関連、60.0%が病期3期で、65.0%が大学付属の医療施設で切除術施術を受けていた。切除断端陰性率は59.0%、断端陽性率は26.9%で、切除術の非施行率は14.1%だった。断端陽性の予測因子に市中病院での切除術施行(オッズ比2.47)、病期4期(同2.07)があった。2年全生存率は断端陰性群72.1%、断端陽性群36.3%、切除術非施行群16.0%だった。断端陰性群と断端陽性群で生存率に統計的有意差が見られたが(ログランク検定のP<0.001)、切除術非施行群と断端陽性群では群間差は見られなかった(ログランク検定のP=0.062)。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Communit...