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インフリキシマブ導入時のTDMで臨床的寛解率改善せず

2021年5月20日  Journal of the American Medical Association

インフリキシマブ導入時に実施する積極的な治療薬物モニタリング(TDM:血清中薬物濃度および抗薬物抗体を計画的にモニタリングして治療を個別化)の有効性を並行群間非盲検無作為化臨床試験で検討。インフリキシマブ投与を開始する関節リウマチ、脊椎関節炎、乾癬性関節炎、潰瘍性大腸炎、クローン病、乾癬のいずれかを有する成人患者411例(平均年齢44.7歳、女性51%)を対象とし、TDMを実施しない標準治療と比較した。主要評価項目は、30週時の臨床的寛解とした。 その結果、398例(TDM群198例、標準治療群200例)を最大の解析対象集団(FAS)に組み入れた。TDM群100例(50.5%)、標準治療群106例(53.0%)が30週時に臨床的寛解を達成した(調整後差1.5%、95%CI -8.2-11.1、P=0.78)。それぞれ135例(68%)および139例(70%)に有害事象が認められた。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。ま...