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小児の強迫症にインターネットCBTを用いた段階的治療は対面CBT単独に対し非劣性

2021年5月22日  Journal of the American Medical Association

スウェーデンで小児の強迫症に対するインターネットによる認知行動療法(CBT)を用いた段階的治療と対面式CBT単独とを比較する非劣性無作為化試験を実施。152例(平均年齢13.4歳、女児62%)を段階的治療群(16週間のインターネットCBT+3カ月後、非反応例に対面CBT)または対面CBT単独群(16週間の対面CBT+3カ月後、非反応例に追加の対面CBT)に割り付けた。非劣性マージンはChildren’s Yale-Brown Obsessive-Compulsive Scale(CY-BOCS)の4点とした。 その結果、3カ月後追跡調査時、段階的治療群の46%、対面CBT単独群の30%が非反応例だった。6カ月後追跡調査時、CY-BOCS得点は段階的治療群で11.57点、それに対し対面治療群で10.57点、推定平均差0.91点だった(97.5%片側CI−∞-3.28、非劣性のP=0.02)。両群できわめて高頻度に報告された有害事象は、不安の増大(30-36%)、抑うつ症状(20-28%)だった。試験治療と関連なしの重篤な有害事象2件が認められた(各群1件)。 この記事への読者の皆様(医...