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緑内障の1次治療、線維柱帯切と眼圧低下薬でQOL同等

2021年5月22日  British Medical Journal

片眼または両眼の進行開放隅角緑内障の新規診断患者453例を対象に、マイトマイシンC併用線維柱帯切除術と眼圧低下薬点眼の生活の質(QOL)、臨床的効果および安全性に関する転帰を無作為化比較試験で比較(TAGS試験)。主要評価項目は、25項目視覚機能質問票(VFQ-25)で評価した24カ月時の視覚特異的QOLとした。 その結果、24カ月時の平均VFQ-25スコアは切除術群85.4点、薬物療法群84.5点(平均差1.06点、95%CI -1.32-3.43、P=0.38)、平均眼圧は12.4mmHg、15.1mmHgだった(同-2.8mmHg、-3.8--1.7、P<0.001)。有害事象発現率は切除術群39%、薬物療法群44%で(相対リスク0.88、0.66-1.17、P=0.37)、重篤な副作用はまれだった。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものではありません。詳しくは投稿フォームをご確認ください...