1. m3.comトップ
  2. 海外ジャーナル
  3. デノスマブ中止後の骨密度維持にゾレドロン酸が有効

デノスマブ中止後の骨密度維持にゾレドロン酸が有効

2021年5月23日  専門誌ピックアップ

骨粗鬆症に対するデノスマブ治療を中止した50歳超の患者58例を対象に、治療中止後の骨密度維持のためのゾレドロン酸(ZOL)投与の長期的有効性を検討した無作為化試験の24カ月転帰を報告した。 ZOL初回投与12-24カ月後の腰椎の骨密度は、デノスマブ中止6カ月後ZOL投与開始群(6M群)で0.9±0.9%、デノスマブ中止9カ月後ZOL投与開始群(9M群)で0.4±0.8%、骨代謝回転が増加した時点で投与する観察群(観察群)で0.3±0.7%と維持されていた(P>0.05、群間差なし)。全股関節骨密度および大腿骨頸部骨密度にも変化は見られなかった。ベースラインからZOL投与後24カ月間の腰痛の骨密度は、6M群で4.0±0.8%、9M群で4.1±0.8%、観察群で4.3±1.5%低下した(P<0.001、群間差なし)。24カ月で全群に腰椎、全股関節、大腿骨頸部の有意な骨量減少が認められた。P交差結合C末端テロペプチド(p-CTX)には有意な変化がなかった(P>0.05、群間差なし)。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名で...