1. m3.comトップ
  2. 海外ジャーナル
  3. リンパ節転移乳がん、術前療法の効果をサブタイプ別に比較

リンパ節転移乳がん、術前療法の効果をサブタイプ別に比較

2021年5月23日  JAMA Surgery

リンパ節転移陽性乳がんに用いる術前補助全身療法の治療効果を検討した試験33件(対象計5万7531例)を対象に系統的レビューとメタ解析を実施し、術前補助全身療法後の腋窩病理学的完全寛解(pCR)率を7種の乳がんサブタイプ別に推定した。 その結果、乳がんサブタイプ別の腋窩pCR率は、ホルモン受容体(HR)陰性およびERBB2(以前のHER2)陽性乳がん60%、ERBB2陽性(HR陰性または陽性)乳がん59%、トリプルネガティブ乳がん48%、ホルモン受容体陽性およびERBB2陽性乳がん45%、ルミナルB型乳がん35%、HR陽性およびERBB2陰性乳がん18%、ルミナルA型乳がん13%だった。臨床的リンパ節転移陽性患者の試験と陰性患者の試験を別々に解析しても、乳がんサブタイプ別の腋窩pCR率に大きな差は認められなかった。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものではありません。詳しくは投稿フォームをご確認く...