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妊娠前TSH値に異常があると有害妊娠転帰リスク上昇

2021年5月23日  専門誌ピックアップ

中国の妊娠前無料検査プロジェクトに参加した20-49歳の中国女性584万894例を対象に、受精前の甲状腺刺激ホルモン(TSH)濃度と有害妊娠転帰(早産、在胎不当過小、先天異常、周産期死亡)の関連をコホート研究で検討。妊娠前6カ月以内の甲状腺刺激ホルモン濃度を0.10mIU/L未満、0.10-0.36mIU/L、0.37-2.49mIU/L(参照群)、2.50-4.87mIU/L、4.88-9.99mIU/L、10.00mIU/L以上に分類し、用量反応関係を評価した。 甲状腺刺激ホルモン濃度の中央値は1.60mIU/Lだった。参照群と比較すると、低濃度2群(0.10mIU/L未満および0.10-0.36mIU/L)と高濃度2群(4.88-9.99mIU/Lおよび10.00mIU/L以上)のいずれにも、早産[オッズ比:低濃度1.23(95%CI 1.19-1.27)と1.15(同1.13-1.18)、高濃度1.13(同1.10-1.15)と1.14(同1.08-1.20)]、在胎不当過小[オッズ比:低濃度1.37(同1.33-1.40)と1.14(同1.12-1.17)、高濃度1.05(...