小児と青年の非自発的な精神科入院、関連因子を特定

未成年の非自発的な精神科入院に関連を示す社会的・臨床的因子をメタ解析で検討。自発的入院患者と非自発的入院患者の特徴を比較した11カ国23試験の系統的レビューとナラティブ統合を実施し、そのうち19試験（対象者3万1212例）を対象とした。 その結果、メタ解析で、非自発的入院に精神病（8試験：オッズ比3.63、95％CI 2.43-5.44、P＜0.0001）、物質乱用（5試験：同1.87、1.05-3.30、P＝0.032）、知的障害（4試験：同3.33、1.33-8.34、P＝0.010）の診断との関連、自傷（8試験：同2.05、1.15-3.64、P＝0.015）および他傷（5試験：同2.37、1.39-4.03、P＝0.0015）のリスクとの関連が認められた。非自発的入院は12歳以上（3試験：同3.57、1.46-8.73、P＝0.0052）および黒人（3試験：白人との比較で同2.72、1.88-3.95、P＜0.0001）と関連した。メタ解析では、ほとんどの因子で試験間の異質性が大きかった（I2 51.3-92.3％）。ナラティブ統合では、重度の疾患と全般的機能の低下と非自発的...