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世界の緑内障、20年間で半数以上が未検出

2021年5月25日  Ophthalmology

世界の未検出の緑内障の発生状況を系統的レビューおよびメタ解析で検討。1990年1月1日から2020年6月1日までに発表された疫学研究55件(対象計18万9359例、顕性緑内障患者6949例、未検出の緑内障患者5558例)に関する論文61報を解析対象とした。 その結果、世界の各地域で緑内障例の半数超が検出されておらず、地域別では、欧州よりもアフリカ(オッズ比12.70、95%CI 4.91-32.86)およびアジア(同3.41、1.63-7.16)で未検出緑内障のオッズが高かった。人間開発指数(HDI)0.55未満の国が0.55超の国よりも未検出の顕性緑内障の割合が高かった(いずれもP<0.001)。2020年に原発性開放隅角緑内障(POAG)患者4378万例が未検出で、その76.7%がアフリカまたはアジアの居住者だった。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものではありません。詳しくは投稿フォームを...