COVID-19ワクチンは妊婦に有効、変異株にも抗体反応
2021年5月28日 Journal of the American Medical Association
妊婦および授乳婦に対する新型コロナ感染症（COVID-19）メッセンジャーRNA（mRNA）ワクチンの免疫原性を探索的記述的前向きコホート研究で評価。2020年12月から2021年3月の間にmRNA-1273（モデルナ社）またはBNT162b2（ファイザー社・ビオンテック社）のいずれかを接種した女性103例（妊婦30例、授乳婦16例、妊娠も授乳もしていない女性57例年齢18-45歳、非ヒスパニック系白人66％）と2020年4月から2021年3月の間に新型コロナウイルス（SARS-CoV-2）に感染したワクチン未接種の女性28例（妊婦22例、非妊婦6例）を対象とした（最終経過観察日2021年3月26日）。 ワクチンを接種した103例で、2回目のワクチン接種後、妊婦4例（14％）、授乳婦7例（44％）、非妊婦27例（52％）が発熱を報告した。ワクチン接種後の妊婦、授乳婦、非妊婦に結合抗体、中和抗体、機能的非中和抗体、CD4/CD8 T細胞応答が認められた。このほか、乳児の臍帯血や母乳にも結合抗体や中和抗体が認められた。SARS-CoV-2のB.1.1.7変異株とB.1.351変異株に対す...