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CABGとPCI、後の記憶力低下率に差なし

2021年5月28日  Journal of the American Medical Association

米Health and Retirement Studyの参加者で、1998-2015年に冠動脈バイパス術(CABG)または経皮的冠インターベンション(PCI)を受けた65歳以上の高齢者1680例を対象に、CABGとPCIの後の認知機能低下率を後ろ向きコホート研究で比較。主要評価項目は、認知機能検査スコアと代理認知評価の要約指標とした。 1680例中665例がCABG(オフポンプ168例)、1015例がPCIを受けていた。記憶力低下率の平均値は、PCI群で術前0.064記憶単位/年、術後0.060記憶単位/年(群内の変化量0.004記憶単位/年、95%CI -0.010-0.018)、CABG群で術前0.049記憶単位/年、術後0.059記憶単位/年だった(同-0.011記憶単位/年、-0.029-0.008)。PCI群とCABG群を比較した群間の差分の差分法による記憶力低下の推定値は0.015記憶単位/年だった(95%CI -0.008-0.038、P=0.21)。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿にな...