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人工肩関節全置換術、半関節形成術より費用対効果高い

2021年5月30日  The Journal of Bone & Joint Surgery

カナダで、公的資金による医療制度の観点から、人工肩関節全置換術(TSA)と半関節形成術(HA)の費用対効果を比較。マルコフモデルを用いた費用効用分析で、TSAまたはHAを受けた患者の生涯医療費と質調整生存年(QALY)をシミュレーションした。 その結果、TSAはHAよりも生涯医療費が安く(11万5785米ドル vs. 11万8501米ドル)、効果が高かった(10.21QALYs vs. 8.47QALYs)。TSAおよびHA施行後の健康効用値の変化が、費用対効果に最も大きな影響を及ぼしていた。1QALY獲得当たりの支払意思額閾値を5万米ドルとすると、HAの費用対効果が高いとは言い得なかった。TSAの費用対効果が高くなる確率は100%だった。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものではありません。詳しくは投稿フォームをご確認ください。) 記事へのコメント投稿はこちら ...