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乳児期早期の侵襲性B群連鎖球菌髄膜炎感染で5歳時の死亡率上昇

2021年5月31日  専門誌ピックアップ

デンマークとオランダで、生後89日までに侵襲性B群連鎖球菌(GBS)感染症に感染した小児2258例[髄膜炎366例、敗血症1763例、肺炎(デンマークのみ)129例]を対象に、長期の死亡率、神経発達障害、経済的転帰をコホート研究で検討。性別、出生年月、在胎期間でマッチさせた侵襲性GBS感染症既往歴のない小児2万2462例と比較した。追跡期間中央値はデンマークで14年、オランダで9年だった。 その結果、侵襲性GBS髄膜炎で5歳の死亡率が上昇し(調整ハザード比:デンマーク4.08[95%CI 1.78-9.35]、同オランダ6.73[3.76-12.06])、全侵襲性GBS感染症で10歳の神経発達障害リスクが上昇した(リスク比:デンマーク1.77、95%CI 1.44-2.18、同オランダ2.28、1.64-3.17)。侵襲性GBS感染症既往歴があるコホートと既往歴がないコホートの世帯収入に差はなかった。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレン...