デュピルマブ不応例はIL-13/22の同時阻害が有効か
アトピー性皮膚炎(AD)に用いる生物学的製剤を検討した臨床試験のmodel-based meta-analysisを実施し、生物学的製剤9剤(デュピルマブ、レブリキズマブ、トラロキヌマブ、セクキヌマブ、フェザキヌマブ、ネモリズマブ、テゼペルマブ、GBR 830および組換えインターフェロン)の臨床効果を再現する数理モデルを開発。このモデルを使用して、デュピルマブの効果が不十分な患者に有望な薬剤標的を特定し、仮想の治療法の有効性をシミュレートした。 グローバル感度分析とモデルシミュレーションで、ベースラインのIL-13値を用いてデュピルマブ奏効例を層別化できることが示唆された。このほか、仮想の治療法のシミュレーションでは、デュピルマブ効果不良例にはIL-13とIL-22の同時阻害が有効だが、生物学的製剤9剤はいずれも無効であることが示された(24週でのEASI-75達成率:21.6% vs. 最大1.9%)。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファ...
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