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75歳以降の内視鏡検査で大腸がんリスク低下

2021年6月3日  JAMA Oncology

米国の看護師健康調査(Nurses’ Health Study:NHS)と男性医療従事者追跡調査(Health Professionals Follow-up Study:HPFS)のデータを用いて、75歳以上の高齢者での下部消化管内視鏡検査と大腸がんリスクの関連を検討。主要評価項目は、大腸がん発症と大腸がんによる死亡とした。 追跡中に75歳に達した参加者計5万6374例(男性36.8%、女性63.2%)のうち、661例が新たに大腸がんを発症し、323例が大腸がんのため死亡した。75歳以降の内視鏡検診で、75歳以前の検診受診歴に関係なく、大腸がん発症(多変量ハザード比0.61、95%CI 0.51-0.74)と大腸がんによる死亡(同0.60、0.46-0.78)のリスクが低下した。75歳以降の内視鏡検診で、心血管疾患(ハザード比1.18、95%CI 0.59-2.35)や重大な併存疾患(同1.17、0.57-2.43)がある参加者の大腸がんによる死亡リスクは低下しなかった。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投...