1. m3.comトップ
  2. 海外ジャーナル
  3. 副腎偶発腫、コルチゾール自律分泌が死亡率に関連

副腎偶発腫、コルチゾール自律分泌が死亡率に関連

2021年6月4日  Annals of Internal Medicine

スウェーデンの2施設で2005-2015年に診断を受けた副腎偶発腫患者を対象に、コルチゾール自律分泌と死亡率との関連を後ろ向きコホート研究で検討。最長14年間追跡し、全国レジストリから転帰に関するデータを収集した。1mgのデキサメタゾン抑制試験後の血漿コルチゾール濃度(cortisolDSTが50nmol/L未満、50-82nmol/L、83-137nmol/L、138nmol/L以上)で患者を分類した。 追跡期間中央値6.4年の間に1048例中170例が死亡した。cortisolDST 50nmol/L未満群と比較すると、50-82nmol/L群では死亡率の上昇は見られなかった(ハザード比1.15、95%CI 0.78-1.70)が、83-137nmol/L群(同2.30、1.52-3.49)と138nmol/L以上群(同3.04、1.86-4.98)では死亡率が高かった。制限3次スプラインを用いた解析では、cortisolDST 200nmol/Lまで死亡率との線形の関連が認められた。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメ...