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テストステロン低値で男性のCOVID-19重症化リスク上昇か

2021年6月5日  専門誌ピックアップ

米ミズーリ州の単施設で、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)入院患者全例を対象に循環血中性ホルモン濃度とCOVID-19重症度との関連を前向きコホート研究で検討。2020年3月から5月までの間に受診したCOVID-19患者152例(男性59.2%、平均年齢63歳)のうち143例(94.1%)が入院した。 その結果、重症COVID-19男性患者66例は、軽症の男性患者24例と比べると入院中のテストステロン濃度中央値が有意に低かった(第0病日:53ng/dL vs. 151ng/dL、P=0.01、第3病日:19ng/dL vs. 111ng/dL、P=0.006)。テストステロン濃度に、インターロイキン6(β=-0.43、95%CI -0.52--0.17、P<0.001)、CRP(同-0.38、-0.78--0.16、P=0.004)、IL-1受容体拮抗薬(同-0.29、-0.64--0.06、P=0.02)、肝細胞成長因子(同-0.46、-0.69--0.25、P<0.001)、インターフェロンγ誘導性蛋白10(同-0.32、-0.62--0.10、P=0.007)との逆相...