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眼瞼けいれんのボツリヌス注射、瞼板前部に兎眼多い

2021年6月6日  専門誌ピックアップ

良性本態性眼瞼けいれん(BEB)患者24例を対象に、A型ボツリヌス毒素(BoNT-A)の注射部位別眼合併症および有効性を無作為化臨床試験で比較。各患者の片眼で眼窩隔膜前部(preseptal:PST)に、他眼では瞼板前部(pretarsal:PTS)にBoNT-Aを注射し、注射後1カ月時および3カ月時に流涙、兎眼、眼瞼下垂、複視等の症状を評価した。 その結果、兎眼の自己報告率はPTSへの注射で52.17%、PSTへの注射で30.43%で(P=0.024)、相互作用モデルでの1カ月時の兎眼推定値も0.59mm、0.26mmとPTSへの注射の方が有意に高かった(ボンフェローニ補正のP=0.001)。有効性およびその他の合併症に注射部位による有意差は見られなかった。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものではありません。詳しくは投稿フォームをご確認ください。) 記事へのコメント投稿はこちら ...