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骨密度で動脈硬化性心血管リスクが予測可能

2021年6月6日  専門誌ピックアップ

50-80歳(平均年齢63.0±7.8歳)のアジア人女性1万2681例を対象に、骨密度の動脈硬化性心血管疾患(ASCVD)予測能を後ろ向き解析で検討。追跡期間中央値は9.2年で、468例(3.7%)でASCVDイベント(ASCVD死、非致死性心筋梗塞、虚血性脳卒中)が認められた。 その結果、腰椎、大腿骨頸部、全股関節の骨密度低値(骨密度の1標準偏差低下当たりの調整後ハザード比1.16、1.29、1.38、いずれもP<0.001)および骨粗鬆症の臨床診断にASCVDイベントリスク上昇との独立の関連が認められた(同1.79、P<0.001)。臨床的危険因子のASCVDイベント予測能は、骨密度や骨減少症または骨粗鬆症の臨床診断を追加すると有意に改善した(全股関節骨密度追加による差のP<0.001)。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものではありません。詳しくは投稿フォームをご確認ください。) 記事への...