死亡リスクが上昇しない新定義の「代謝的健康」

第3回米国国民健康栄養調査（NHANES-III、1万2341例）と英国バイオバンク（37万4079例）のデータを用いて代謝的健康の新たな定義を導出し、心血管疾患（CVD）死亡および全死因死亡との関連を検討した。 その結果、収縮期血圧130mmHg未満、降圧薬使用なし、ウエスト/ヒップ比が女性0.95未満、男性1.03未満、自己報告の糖尿病非罹患を新たな代謝的健康と定義した。両コホートで、代謝的に健康な肥満に代謝的に健康な適正体重に比べて、CVD死亡および全死因死亡との関連は認められなかった。CVD死亡と全死因死亡のハザード比は、NHANES-IIIで0.68（95％CI 0.30-1.54）、1.03（同0.70-1.51）、英国バイオバンクで1.17（同0.81-1.69）、0.98（同0.87-1.10）だった。 この記事への読者の皆様（医師）からのコメントを募集しています。（こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものではありません。詳しくは投稿フォームをご...