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脳幹転移への定位放射線治療、有効性と安全性示す

2021年6月8日  JAMA Oncology

腫瘍の脳幹転移に用いる定位放射線治療(SRS)の効果および安全性を系統的レビューとメタ解析で検討した。Pubmed、MEDLINEおよびEmbaseから抽出した後ろ向き試験32件(患者1446例、BSM 1590個)を解析対象とした。 その結果、1年後の局所制御率は86%(対象試験31件、1410例、I =38%)、客観的奏効率は59%(17件、642例、I2 =88%)、症状改善発生率は55%(13件、323例、I2=41%)だった。SRS後の脳幹転移増悪による死亡率は2.7%(19件、703例)、神経死発生率は24%(I2 =62%)で、前向き試験で治療を受けた脳幹以外の脳転移患者とほぼ同じだった。グレード3-5の治療関連毒性発生率は2.4%だった(31件、1421例、I2=33%)。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものではありません。詳しくは投稿フォームをご確認ください。) 記事へのコメ...