18-40歳の若年成人468例を対象に、早産で出生した成人の左室の構造と機能が血圧上昇に伴う心室リモデリングの影響を受けやすいかを横断的コホート研究で検討。200例が早産(在胎37週未満)、268例が正期産(在胎37週以上)だった。 その結果、早産で出生した人は正期産で出生した人に比べて、収縮期血圧1mmHg上昇当たりの左室心筋重量係数が超・極早産(在胎32週未満)で2.5倍(1mmHg当たり0.394g/m2 vs. 0.157g/m2、P<0.001)、中・後期早産(在胎32-36週)で1.6倍(1mmHg当たり0.250g/m2 vs. 0.157g/m2、P<0.001)大きかった。超・極早産で出生した人の収縮期血圧1mmHg上昇当たりの左室心筋重量/拡張終期容積比は、中・後期早産の3.4倍(1mmHg当たり3.56×10-3g/mL vs. 1.04×10-3g/mL、P<0.001)、正期産の3.3倍(1mmHg当たり3.56×10-3g/mL vs. 1.08×10-3g/mL、P<0.001)大きかった。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。...
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