1. m3.comトップ
  2. 海外ジャーナル
  3. デノスマブ中止後の脊椎骨折リスク予測因子

デノスマブ中止後の脊椎骨折リスク予測因子

2021年6月8日  専門誌ピックアップ

骨粗鬆症またはアロマターゼ阻害薬で治療中の乳がんに対してデノスマブを投与していた患者797例を対象に、デノスマブ中止後の脊椎骨折の危険因子およびビスホスホネート製剤の脊椎骨折予防効果を後ろ向き研究で検討。対象患者は2回以上のデノスマブ注射と、中止後1年以上の経過観察を受けていた。 その結果、脊椎骨折発生率はデノスマブ治療前16.4%、治療中2.2%、治療中止後10.3%だった。治療中止後脊椎骨折リスクの治療前予測因子は、脊椎骨折歴および親の股関節骨折だった。デノスマブ治療中および治療中止後の股関節低骨密度(BMD)、治療中止後の骨吸収マーカー上昇および股関節BMD低下が、脊椎骨折の危険因子だった。ビスホスホネート製剤は、特にデノスマブ治療中止後の投与で、脊椎骨折予防効果が認められた。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものではありません。詳しくは投稿フォームをご確認ください。) 記事へのコメント投...