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都市封鎖で非COVID-19疾患による入院患者減

2021年6月8日  British Medical Journal

デンマークで、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)大流行下の非COVID-19疾患による入院率と死亡率を全国規模の医療レジストリを用いたコホート研究で検討。2020年3月11日から2021年1月27日の間の1歳以上の全国民の入院率と死亡率をCOVID-19大流行前(2019年3月13日から2020年3月10日)と比較した。 その結果、COVID-19流行前(10万人週当たりの平均入院率204.1)と比較すると、非COVID-19疾患による入院率は、初回都市封鎖後10万人週当たり142.8に低下した(率比0.70、95%CI 0.66-0.74)。その後は徐々に流行前の水準に戻ったが、2回目の都市封鎖で再び低下し、10万人週当たり158.3となった(同0.78、0.73-0.82)。このパターンは主要疾患群の多くで似通っていたが、非COVID-19呼吸器疾患、神経系疾患、がん、心不全、敗血症、非COVID-19系呼吸器感染症による入院率がなお低かった。 全体の30日死亡率は、初回都市封鎖中(死亡率比1.28、95%CI 1.23-1.32)と2回目都市封鎖中(同1.20、1.1...