患者視点の「回復」の意味、従来の臨床パラメータと異なる
腹部手術から回復しつつある患者30例を対象とした日本を含む4カ国の質的研究で、患者視点からの回復の意味を検討。多様な人口統計学的、臨床的、外科的特性を有する患者を募集して半構造化インタビューを実施し、帰納的主題分析法によりデータを分析した。 その結果、腹部手術施行患者にとって回復とは、(1)習慣や日常の仕事への復帰、(2)症状の消失、(3)精神的負担の克服、(4)独立性の回復、(5)人生の享受――の包括的主題の具現化を意味することが明らかとなった。早期退院や合併症がないなどの従来の臨床パラメータと回復との関連は、このインタビューでは特定されなかった。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものではありません。詳しくは投稿フォームをご確認ください。) 記事へのコメント投稿はこちら ...
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