1. m3.comトップ
  2. 海外ジャーナル
  3. 監視療法中の前立腺がん進行検出にMRIの精度は不十分

監視療法中の前立腺がん進行検出にMRIの精度は不十分

2021年6月11日  European Urology

積極的監視療法中の前立腺がんの進行検出に利用する前立腺MRIの継続的撮影画像の信頼性を研究15件(対象計2240例)の系統的レビューとメタ解析で検討。MRI画像の変化に関して、研究の6件ではProstate Cancer Radiological Estimation of Change in Sequential Evaluation(PRECISE)による基準、9件では研究実施機関独自の定義を用いていた。 その結果、がん進行を予測するMRI画像変化の統合した感度および特異度は、それぞれ0.59(95%CI 0.44-0.73)と0.75(同0.66-0.84)だった。研究間には有意な異質性が確認された。前立腺がんの進行に応じて、統合した陰性適中率は0.81(同0.73-0.88)から0.88(同0.83-0.93)まで、陽性適中率は0.37(同0.24-0.54)から0.50(同0.36-0.66)までと幅があった。PRECISE基準と研究実施機関独自定義の比較で、統合した感度(P=0.37)および特異度(P=0.74)に有意差はなかった。 この記事への読者の皆様(医師)からのコ...