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小児の喘息発症に家族歴、人種、性別が関連

2021年6月10日  JAMA Pediatrics

米国の小児喘息発症率と人口統計学的特性および親の喘息既往歴の関連をコホート研究で検討。1980年5月1日から2018年3月31日までに収集されたEnvironmental Influences on Child Health Outcomes(ECHO)コンソーシアムの出生コホートのデータ(コホート数31,小児計1万1404人、平均年齢10.0歳、男児51%、白人53%)を対象にdistributed meta-analysisを実施した。 その結果、喘息の家族歴のある小児では、家族歴のない小児に比べて、喘息発症率が4歳までは約2倍高く(発生率比1.94、95%CI 1.76-2.16)、その後、家族歴のない小児と同程度となった。家族歴に関係なく、非ヒスパニック系黒人の小児は、喘息発症率が就学前の期間に非ヒスパニック系白人の小児よりも顕著に高かった(同1.58、95%CI 1.31-1.86)。男児の喘息発症率は年齢に伴い低下が見られた。女児の喘息発症率は、特に家族歴のない場合に、全年齢で一定していた。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿し...