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CIN 2/3にイミキモド外用薬で腫瘍退縮促進

2021年6月10日  専門誌ピックアップ

子宮頸部高度扁平上皮内病変[子宮頸部上皮内腫瘍(CIN)2-3]を有する女性90例を対象に、イミキモドの組織学的奏効率を第II相無作為化比較試験で評価。患者を局所イミキモドクリーム5% 250mgの週1回12週間塗布後にLEEP(高周波円錐切除)を施行する介入群とLEEPのみを施行する対照群に割り付けた。主要評価項目は、LEEP標本で確認したCIN 1以下への組織学的退縮とした。 per-protocol解析の結果、介入群の61%、対照群の23%に主要評価項目が確認された(P=0.001)。それぞれ95%、70%に切除断端の高度扁平上皮内病変陰性が確認された(P=0.004)。ITT解析対象集団でも、組織学的退縮率は介入群の方が有意に高かった。治療群の有害事象発生率は、per-protocol集団74%、ITT解析対象集団78%だった。有害事象は軽度で、最も多かった有害事象は腹痛だった。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なりま...