外来透析センターの質は制裁金で改善せず、米

米メディケアデータを用いて、実績に基づく金銭的制裁による外来透析センターの質改善効果を検討。5830施設を対象に、制裁金の閾値［実績スコア（臨床の質と報告要件の遵守に基づく複数の指標から成る0-100点の尺度）合計60点未満］を活用し、回帰不連続デザインを用いて、制裁金による質への影響を2年間検討した。 2015年の実績に基づき2017年に制裁金を科された外来透析センターが1109施設（19.0％）あった。非白人の平均居住率が高く（36.4％ vs. 31.2％、P＜0.001）、居住者の所得中央値が低い（4万9290ドル vs. 5万1686ドル、P＜0.001）郵便番号の地域に制裁金を科された施設が多かった。制裁金と実績スコア合計点の改善との関連は、2017年も（0.4点、95％CI −2.5-3.2点）、2018年も（0.3点、同−2.8-3.4点）認められず、結果は透析センターの特徴に関係なく一貫していた。制裁金と特定の指標の改善との関連も認められなかった。 この記事への読者の皆様（医師）からのコメントを募集しています。（こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり...