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1型脊髄性筋萎縮症の遺伝子治療、5年後の安全性を確認

2021年6月11日  JAMA Neurology

進行中のOnasemnogene abeparvovec遺伝子補充療法に関する第I相試験(START試験)の安全性を検討。低用量または治療用量の投与を受けた症候性1型脊髄性筋萎縮症(SMA)乳幼児13例を対象とした追跡調査5年の結果を評価した。 その結果、8例(62%)に重篤な有害事象が発生したが、いずれも治療中止や死亡には至らなかった。頻度の高いSAEは急性呼吸不全(31%)、肺炎(31%)、脱水(23%)、呼吸困難(15%)、細気管支炎(15%)だった。治療用量の投与を受けた全10例が生存し、永続的換気補助も必要としなかった。試験開始前、10例中4例は非侵襲的換気補助が要し、追跡調査でも変化はなかった。治療用量投与群の全10例がSTART試験で達成された運動マイルストーンを維持し、2例がヌシネルセンを使用せずに「補助ありで立つ」のマイルストーンを新たに達成した。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用さ...