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硬化性苔癬へのCO2レーザー、ステロイドより転帰良好

2021年6月12日  専門誌ピックアップ

外陰部の症候性硬化性苔癬の診断を受けた女性患者52例を対象に、フラクショナルCO2レーザー治療とクロベタゾールプロピオン酸エステル外用薬(ステロイド)の安全性と有効性を単施設無作為化比較試験で比較。主要評価項目は6カ月後のSkindex-29スコアの平均変化量とした。 その結果、レーザー群の方がSkindex-29スコアの改善が大きかった(効果量10.9点、95%CI 3.42-18.41、P=0.007)。レーザー群の89%、ステロイド群の62%が、症状が「改善または大きく改善」と評価した(P=0.07)。レーザー群の方がステロイド群よりも治療を「満足または非常に満足」と評価した割合が高かった(81% vs. 41%、P=0.01)。各群1例に有害事象が発生した(レーザー照射部位の軽度火傷と水疱形成ステロイド治療開始1週間後の性器ヘルペス再活性化)。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものではあ...