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2型糖尿病、持続血糖測定でHbA1cが有意に低下

2021年6月14日  Journal of the American Medical Association

米国のプライマリケア診療所で基礎インスリン療法による治療を実施している2型糖尿病成人患者175例を対象に、持続血糖測定(CGM)と従来の血糖測定法(BGM)を無作為化臨床試験で比較。主要評価項目は、8カ月時のヘモグロビンA1c(HbA1c)値とした。 その結果、165例(94%)が試験を完遂した。HbA1c平均値はベースラインから8カ月時までに、CGM群で9.1%から8.0%、BGM群で9.0%から8.4%に低下した(調整後の差-0.4%、95%CI -0.8--0.1、P=0.02)。血糖値が目標値70-180mg/dLの範囲内にある時間の割合はCGM群59%vs. BGM群43%(同15%、8-23、P<0.001)、血糖値が250mg/dLを超える時間の割合は11% vs. 27%(同−16%、-21--11、P<0.001)、8カ月時の平均血糖値は179mg/dL vs. 206mg/dL(同-26mg/dL、-41--12、P<0.001)だった。CGM群1例(1%)、BGM群1例(2%)に重度の低血糖が認められた。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集してい...