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1型糖尿病、isCGMからrtCGMに切り替えでTIR改善

2021年6月15日  Lancet

ベルギーの6施設で、1型糖尿病患者に用いる間欠スキャン式持続血糖測定(isCGM)とリアルタイム持続血糖測定(rtCGM)の効果を多施設共同2群並行群間前向き無作為化比較試験で比較(ALERTT1)。isCGMを使用していた1型糖尿病成人患者254例をrtCGM群(介入群)とisCGM群(対照群)に1対1の割合で無作為に割り付けた。 その結果、6カ月時の血糖値が治療域内にある時間が占める割合(TIR)は、rtCGM群(59.6%)の方がisCGM群(51.9%)よりも高かった(平均差6.85%ポイント、95%CI 4.36-9.34、P<0.0001)。rtCGM群の6カ月後のHbA1c(7.1% vs. 7.4%、P<0.0001)、3.0mmol/L未満の期間(0.47% vs. 0.84%、P=0.0070)、低血糖恐怖感調査(HFS)IIの心配スコア(15.4点 vs. 18.0点、P=0.0071)がいずれもisCGM群より低かった。rtCGM群の方が重度低血糖が少なかった(3例 vs. 13例、P=0.0082)。皮膚反応はisCGM群の方が多かったが、センサー刺入後の出...