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高眼圧症からぶどう膜炎性緑内障へ、急速な進行を確認

2021年6月15日  専門誌ピックアップ

ニュージーランド・オークランドのぶどう膜炎専門クリニックを受診したぶどう膜炎性緑内障または高眼圧症の患者139例188眼(ぶどう膜炎診断時の平均年齢49.3歳、男性52.5%)を対象に、症状、治療および長期後遺症を後ろ向き観察研究で検討。総追跡期間は1854.5眼年(平均9.9年)だった。 その結果、最も多かった診断は特発性ぶどう膜炎(29.3%)、サルコイドーシス(13.3%)、帯状疱疹(6.9%)、HLA-B27ぶどう膜炎(6.9%)、結核(5.9%)、ポスナー・シュロスマン症候群またはサイトメガロウイルス(CMV)ぶどう膜炎(5.3%)だった。診断時眼圧の中央値は35mmHgだった。追跡期間中に144眼(77.0%)が緑内障を発症し、そのうち41例が緑内障のため中心視を一部失った。64.5%が眼圧制御のために経口アセタゾラミド、18眼がチューブ留置を要し、50眼が線維柱帯切除術、6眼が低侵襲緑内障手術を受けた。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Communit...