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薄型ストラットFiresorb BRS、CoCr-EESに非劣性示す

2021年6月15日  Journal of the American College of Cardiology

新規非複雑性冠動脈病変1個または2個を有する患者433例を対象に、コバルトクロム(CoCr)エベロリムス溶出ステント(EES)と比較した薄型ストラットFiresorb(100/125μm)シロリムス溶出生体吸収性スキャフォールド(BRS)の安全性と有効性を検討(FUTURE-II試験)。主要評価項目は、非劣性試験での1年時の血管造影によるセグメント内径損失(in-segment late lossとし、非劣性および続いて行われた優越性試験での光コヒーレンストモグラフィーによるストラット被覆率を副次評価項目とした。 その結果、1年時のセグメント内径損失は、intent-to-treat集団でFiresorb-BRS群0.17±0.27mm、CoCr-EES群0.18±0.37mm(差-0.01mm、非劣性のP<0.0001)、per-protocol集団で0.17±0.27mm、0.19±0.37mm(差-0.005mm、非劣性のP<0.0001)だった。ストラット被覆率はFiresorb-BRS群99.3%、CoCr-EES群98.8%だった(差0.8%、非劣性のP<0.0001、優...