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胃・食道がんの1次治療にニボルマブ+化学療法でOS改善

2021年6月16日  Lancet

ヒト上皮成長因子受容体2(HER2)陰性で切除不能な胃、食道胃接合部または食道腺がんの未治療患者1581例を対象に、1次治療に用いるニボルマブ+化学療法と化学療法単独を無作為化非盲検第III相試験で比較した(CheckMate 649試験)。 その結果、PD-L1 CPS 5以上の患者(追跡期間12.1カ月以上)で、化学療法単独と比べたニボルマブ+化学療法の全生存期間(OS、ハザード比0.71、98.4%CI 0.59-0.86、P<0.0001)と無増悪生存期間(PFS、同0.68、98%CI 0.56-0.81、P<0.0001)が有意に改善した。PD-L1 CPS 1以上の患者および無作為化した全例でも、PFSの改善とともにOSの有意な改善が示された。ニボルマブ+化学療法群の59%、化学療法単独群の44%に治療関連有害事象が発生した。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものではありません。詳...