カナダのマニトバ州とオンタリオ州で、多発性硬化症(MS)があると乳がん診断後の全生存率およびがん生存率が低下するかを後ろ向きマッチドコホート研究で検討。乳がんの診断を受けた多発性硬化症(MS)女性患者779例と出生年、乳がん診断年齢などでマッチさせた非MS患者3116例(乳がん診断時の平均年齢57.8歳)を対象とした。 がん診断年齢、収入、Elixhauser併存疾患指数などで調整したコックス比例ハザード回帰解析の結果、MSがあると全死因死亡ハザードが28%上昇したが(調整後ハザード比1.28、95%CI 1.08-1.53)、多変量原因別ハザードモデルでの解析では、MSにがん特異的生存率の変化との関連は認められなかった(同0.98、0.65-1.46)。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものではありません。詳しくは投稿フォームをご確認ください。) 記事へのコメント投稿はこちら ...
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