再発・難治前駆B細胞ALLのCAR-T療法が高寛解率達成
再発または難治性の前駆B細胞急性リンパ性白血病(ALL)患者71例(年齢中央値40歳)を対象に、抗CD19キメラ抗原受容体(CAR)T細胞療法KTE-X19の有効性および安全性を第II相単群非盲検多施設試験で検討(ZUMA-3試験)。65例でKTE-X19を製造し、55例に投与した。追跡期間中央値は16.4カ月だった。 その結果、完全寛解または造血機能の回復が不十分な完全寛解の達成率は71%(95%CI 57-82、P<0.0001)、そのうち完全寛解達成率は56%だった。寛解期間中央値は12.8カ月、無再発生存期間中央値は11.6カ月、全生存期間中央値は18.2カ月だった。奏効例の全生存期間中央値は未到達、微小残存病変陰性率は97%だった。頻度の高いグレード3以上の有害事象は貧血(49%)、発熱(36%)で、グレード3以上の感染症発生率は25%だった。グレード5のKTE-X19関連イベントが2件発生した。グレード3以上のサイトカイン放出症候群発生率は24%、神経学的イベントは25%だった。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコ...
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