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出生前パラベン曝露で超早期発症アトピー性皮膚炎リスク上昇

2021年6月17日  Allergy

ドイツの母子研究LINAに参加した母子261組を対象に、出生前パラベン曝露が小児アトピー性皮膚炎(AD)発症リスクに及ぼす影響を検討。在胎34週時に採取した母体尿中のパラベン8種を定量化し、親の報告による1-8歳のAD診断、疾患発症および持続性に基づき、小児ADを4種類の表現型に分類した。 その結果、小児の4.6%が寛解した超早期発症型(2歳まで)AD、12.3%が寛解なしの超早期発症型AD、11.9%が早期発症型(3歳以降)、3.1%が小児期発症型(7歳以降)ADに分類された。エチルパラベンとn-ブチルパラベンへの曝露で寛解なしの超早期発症型AD発症リスクが上昇した(調整後オッズ比:エチルパラベン1.44、95%CI 1.04-2.00、n-ブチルパラベン1.95、1.22-3.12)。両パラベンの影響は、性別と関係なく母親にAD既往歴がない小児で優勢だった。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用される...