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バムラニビマブ予防投与で介護施設のCOVID-19発症率低下

2021年6月18日  Journal of the American Medical Association

米国で、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の中和モノクローナル抗体バムラニビマブによる新型コロナウイルス感染症(COVID-19)予防効果を第III相無作為化二重盲検単回投与試験で検討。2020年8月2日から同年11月20日の間にCOVID-19初発症例を認めた74の介護福祉施設の居住者および職員計1175例(平均53.0歳、女性74.7%)をバムラニビマブ群とプラセボ群に1対1の割合で割り付けた。 その結果、バムラニビマブ投与によってプラセボ投与と比較してCOVID-19発症率が有意に低下した(8.5% vs. 15.2%、オッズ比0.43、95%CI 0.28-0.68、P<0.001。絶対リスク差-6.6、95%CI -10.7--2.6パーセンタイル)。57日目までにCOVID-19に起因する死亡が5件報告され、いずれもプラセボ群だった。バムラニビマブ群の20.1%、プラセボ群の18.9%に有害事象が発生した。主な有害事象は、尿路感染(バムラニビマブ群2%、プラセボ群2.4%)、高血圧(1.2%、1.7%)だった。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集し...