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妊娠中インフルエンザ予防接種と児の小児期疾病の関連示されず

2021年6月18日  Journal of the American Medical Association

カナダ・ノバスコシア州で、妊娠中の母親の季節性インフルエンザワクチン接種と出生児の小児期早期の健康転帰との関連を後ろ向きコホート研究で評価。2010年10月から2014年3月の間に出生した2万8255例(女児49%)のうち1万0227例(36.2%)の母親が妊娠中にワクチンを接種していた。 平均3.6年の追跡期間中、母親のワクチン接種に小児期の喘息(1人年当たりの発生率3.0 vs. 2.5、差0.53、95%CI -0.15-1.21、調整ハザード比1.22、95%CI 0.94-1.59)、新生物(1人年当たりの発生率0.32 vs. 0.26、差0.06、95%CI -0.16-0.28、調整ハザード比1.26、95%CI 0.57-2.78)および感覚障害(1人年当たりの発生率0.80 vs. 0.97、差-0.17、95%CI -0.54-0.21、調整ハザード比0.82、95%CI 0.49-1.37)との有意な関連は認められなかった。このほか、小児期早期の感染症(1人年当たりの発生率184.6 vs. 179.1、差5.44、95%CI 0.01-10.9、調整発生率比...