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心房細動診断後の禁酒で虚血性脳卒中リスク低下

2021年6月18日  European Heart Journal

韓国の全国民を対象としたコホート研究で、心房細動(AF)新規診断後のアルコール摂取状況と虚血性脳卒中リスクとの関連性を検討。全国民診療報酬請求および健康診断データベースから、2010-16年に新たにAFの診断を受けた患者を組み入れ、非飲酒者、AF診断後禁酒者、現飲酒者に分類し、虚血性脳卒中発症率を比較した。 その結果、新規AF患者9万7869例のうち、51%が非飲酒者、13%がAF診断後禁酒者、36%が現飲酒者だった。31万926人・年の追跡調査の結果、3120例に虚血性脳卒中が発生した(1000人・年当たり10.0件)。5年の追跡調査では、AF診断後禁酒者および非飲酒者の脳卒中リスクが現飲酒者よりも低かった(▽逆確率重み付け後の発生率差:AF診断後禁酒者1000人・年当たり-2.03、95%CI -3.25--0.82、非飲酒者:同-2.98、-3.81--2.15、▽逆確率重み付け後の発生率比:非飲酒者0.75、95%CI 0.70-0.81、AF診断後禁酒者0.83、0.74-0.93)。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただ...