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嚢胞性線維症小児の健康転帰、英米で差

2021年6月18日  専門誌ピックアップ

ホモ接合F508del遺伝子型で嚢胞性線維症(CF)がある米国の小児患者9463例と英国の小児患者3055例を対象に、縦断的な肺機能の経過を比較。既存の分析で確認されている米国小児患者の方が英国の小児患者よりも肺機能が高く、この差が次第に減少する理由を検討した。 その結果、6歳時の初回測定での肺機能が英国群に比べ米国群の方が高く、小児期を通じて高いままだった。米国と英国で早期成長および栄養状態(身長、体重、BMI)や緑膿菌感染率に大きな差は見られなかった。遺伝子組換えヒトデオキシリボヌクレアーゼ(rhDnase)と高張生理食塩水の使用率は米国の方が高かった。吸入抗菌薬処方率は同等だったが、トブラマイシンは米国、コリスチンは英国の方が処方率が高かった。黄色ブドウ球菌感染率は米国の方が英国よりも高かった。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものではありません。詳しくは投稿フォームをご確認ください。) ...