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高齢2型糖尿病で新規骨折の危険因子を特定

2021年6月20日  Diabetes Care

フラミンガム心臓研究のオリジナルコホートと次世代コホートの2型糖尿病患者793例を対象に、骨折の危険因子を前向きに検討。被験者の平均年齢は70歳で、45%が女性だった。 その結果、追跡期間中に計106件の新規骨折が発生した。高齢[調整ハザード比:60歳未満で1.00の場合、60-70歳で1.44(95%CI 0.65-3.16)、70歳超で2.40(1.14-5.04)、傾向のP=0.02]、女性[同:2.23(1.26-3.95)]、HbA1c値[同:4.45-6.46%で1.00の場合、6.50-7.49%で2.10(1.17-3.75)、7.50-13.86%で1.29(0.69-2.41)、傾向のP=0.03]、過去1年の転倒[同:転倒なしで1.00の場合、1回で1.87(0.82-4.28)、2回以上で3.29(1.34-8.09)、傾向のP=0.03]、骨折既往歴[同:2.05(1.34-3.12)]、握力低下[同:5kg増加当たり0.82(0.69-0.99)]があると骨折発生率が高かった。大腿骨頸部骨密度、BMI、喫煙、身体機能、慢性疾患、薬物治療に新規骨折との関連は...