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10代のCOVID-19ワクチン接種後の急性心筋炎、因果関係は不明

2021年6月20日  専門誌ピックアップ

ファイザー社/ビオンテック社製の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)ワクチンの2回目接種後4日以内に胸痛を呈し、急性心筋炎または心筋心膜炎を来した14-19歳の健康な青年7例が報告された。 心筋炎発症時に5例が発熱した。鼻咽頭ぬぐい液を用いた新型コロナウイルス2(SARS-CoV-2)のリアルタイムRT-PCR検査の陰性所見に基づいて、7例全例で急性期COVID-19を除外した。小児多臓器炎症症候群(MIS-C)の基準を満たした患者はいなかった。7例中6例がSARS-CoV-2ヌクレオカプシド抗体アッセイ陰性で感染歴がないことを示した。全例にトロポニン値上昇を認めた。心臓MRIでは、心筋炎に特徴的なガドリニウム強調画像を呈した。症状は7例全例で速やかに軽快した。3例に非ステロイド性抗炎症薬(NSAID)、4例に免疫グロブリン(IVIG)および副腎皮質ステロイドを投与した。ワクチン接種と心筋炎との因果関係は確認されなかった。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors C...